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No.030八王子市立宮上小学校


12月18日(金)に八王子市立宮上小学校6年1組21名・2組22名(43名)を対象に飛田正浩先生(デザイナーspoken words project/'95本学染織デザイン科卒業)の授業が開催されました。
授業タイトルは「オリジナルの色と形でカーテンを作ろう!!」です。
飛田先生は普段から自分のイメージした色や形をすぐに具現化することが出来る
シルクスクリーンを使って服づくりをしています。



児童は6班に分かれ班ごとに、飛田先生の考えたテーマ(水、空、風、音、植物、街)から連想する言葉を書き出し、言葉からイメージした形を版にします。飛田先生があらかじめ下地となる模様をプリントした布に、好きな色を作って自分の考えたオリジナルの形を重ねていきます。


はじめに飛田先生の紹介です。spoken words projectが掲載されている雑誌や、洋服を売っているお店、ファッションショーや展示会の様子をスライドで鑑賞しました。
飛田先生が感じているカーテンの魅力についてもお話がありました。

「自分のテリトリーを人の目から隠している様で見せている、空間を区切り遮断する機能があるが、見る人の心を惹き付けることができる。そんな風に人とコミュニケ—ションをとれる不思議な魅力をもっているのがカーテン。また、カーテンは多くの人に見て親しんでもらえるよさがあるテキスタイルです。」




飛田先生のテキスタイルや服、リュックも体育館に展示をして児童に見て、触ってもらいました。





事前にテーマごとに描いたスケッチを版にします。
スケッチをシンプルに見やすい図へと変えていく作業です。

「どんな風に線を描いたら自分のイメージが、人に伝わるのか考え、デザインしよう」

と飛田先生からお話がありました。


先生と相談しながら、何度も描き直し、版を完成させました。


いよいよカーテンとなる生地へプリントをします。
テーマ別のグループごとにレイアウトや色の相談をしました。


刷る時は枠を押さえてもらい、協力し合いながらプリントを重ねていきます。

この日の授業はここまでです。
児童がプリントした生地は縫製工場に出してカーテンに仕上がります。
3月5日(金)に披露する予定です!お楽しみに。


最後に、道具の準備から当日の裏方までご協力頂いたテキスタイル学科の学生スタッフの皆さま本当にありがとうございました。

また、ご協力頂いた宮上小学校の松野先生はじめ関係者の皆さま、テキスタイル研究室、版画研究室、造形表現学部造形研究室、造形表現学部デザイン研究室、生涯学習センター、当日助っ人に駆けつけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。


(森)

Posted by 出前アート大学 11:08  

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