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「台車レース2008」開催!!

先週23日の木曜日、仙台市立松陵小学校の1・2年生(20名)を対象に「台車レース2008」を開催いたしました!

講師は飯田紀子先生。参加したのは、アシスタントスタッフの高瀬真一さん(’05版画卒)小島菜摘さん(院工芸専攻2年)、後藤宗亮さん(グラフィック4年)、氏原徳雄さん(デザイン3年)、大野有美子さん(油画1年)、ビデオ撮影の向田吉彦さん、写真撮影の津田祥夫さん、担当理事の塩川 岳理事、坂井忠平理事、事務局泉谷、中井の12名。

22日(水)に準備のため前日入り。仙台駅から地下鉄を乗り継ぎ、タクシーに乗って松陵小学校に向かいました。

今回の内容は、平台車に段ボール組み合わせ、オリジナルの車を作り、最後にレースを行なというもの。4名ずつ5グループに分かれて、共同制作をします。アートの視点から、コミュニケ—ションによる創造性の触発を、造形とレースを通じて体験することが目的です。

さあ、授業が始まりました。自己紹介のあと、飯田先生から授業の説明です。

どんな車にしようかな?先生やアシスタントスタッフにアドバイスをもらいながら、みんなのアイデアをシートに書き出します。

この日のために用意した段ボール、紙筒、色画用紙、セロファン、発砲スチロール等から適材見つけ、作りたいデザインに仕上げます。飯田先生からお話されたのは、車づくりの大切なポイント…

1.ケガをしないよう、あんぜんであること。
2.こわれにくく、じょうぶであること。
3.かたちやいろがステキでうつくしくあること。
4.びっくりするようなおもしろいアイデアなど、おどろきがあること。

以上のことも、考えて制作します。

だんだんユニークな車が完成してきました…!

完成した台車を体育館に運んで、みんなにお披露目します。このあとレースを繰り広げるので、それぞれのグループの特徴を聞いて、対抗するための作戦を練ることも重要です!何よりチーム名が個性的!かいじゅうごう、なかよしチーム、きらきらゴールドwii、楽天イーグルス、レインボーチームと、それぞれの好きなものや台車のイメージに合わせてネーミングされていました。

さて、お昼をはさんでいよいよレース開始です。
ケガをしないように、ヘルメットと肘膝プロテクターを着用し、準備万端。レースは2チームずつのトーナメント方式で行ないます。

よーい、スタート!
ゴロゴロゴロ〜っと体育館を一周します。スピードを出すとコーナーを曲がりきれなくなるので、チームワークがとても大切です。

応援も審査基準となるので、大きな歓声を上げてレースを盛り上げます。

ゴール!飯田先生から児童へ走った感想をインタビュー。全部で4試合が行なわれました。


レースの後は1日を写真で振り返ります。夢中になってる自分の姿はなんだか新鮮ですね。

最後は表彰式。5グループそれぞれに優勝、準優勝、すてき☆デザイン賞、ナイス☆パフォーマンス賞、グット☆応援賞という特別な賞が設けられました。飯田先生手作りの賞状と、ひとりひとりにメダルも授与されました。

完成した台車は、制作したみどりの教室に展示されています。みんなが描いてくれたアイデアシートと、メンバーのポラロイドを記念に貼りました。

授業には、仙台市在住の卒業生である石塚 忠さん(’63多摩芸術学園写真卒)、門脇篤まちとアート研究所主宰の門脇 篤さん、美術家の村上タカシさんと関係者の方に見学に来ていただきました。

また、TBC東北放送よりラジオとテレビ、KHB東日本放送、宮城テレビ放送より取材を受けました。ラジオは実況生中継をしていただき、テレビ取材はいずれも当日の夕方のニュースで放映されました。

門脇さんと、TBC東北放送のラジオ番組「ロジャー大葉のラジオな気分」”なくいデス☆”のコーナー、それぞれのブログに出前アート大学の記事が掲載されています。)

朝から1日図工ができるなんて、なかなかない機会です。長丁場でしたが、最初から最後まで児童の表情は活き活きとしていて、目一杯楽しんでくれた様子でした。

大きな台車をみんなで一生懸命走らせて、笑顔でゴールする姿には、見ている大人たちも思わず熱く声援を送ってしまいました。

松陵小学校関係者のみなさま、大変お世話になりました。改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

(中井)

Posted by 出前アート大学 12:28  

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