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体にも気持ちがあるのだ!

19日の金曜日に寄居町立鉢形小学校にて出前アート大学を行ってきました!
「体にも気持ちがあるのだ!」と題して、ダンサ-・振付家の松本大樹先生が授業をしました。

言葉や視覚を使わなくとも、身近にいる人の気持ちがを感じられることもある。
触ったときに手から感じる気持ちを大切にしたい、子ども達が感じる気持ちを引き出したいという思いから、今回の授業ができました。

「2週間ほど前に児童たちに会った時、とても元気で、どんな反応をするのか予期できない!」
「子ども達からいろんなことを学びたい、どんな反応をするのか実験をしてみたい!」と言っていた松本先生。どんな授業になったのでしょうか?
順を追って紹介したいと思います。

今回のメンバーは8名。
講師の松本先生、写真撮影の津田さん、ビデオ撮影の向田さん、担当理事の和田理事、坂井理事、見学の菅原理事、事務局の中井、田中です。
北海道での授業から始まった、スタッフ全員で掛け声をして授業が始まります。


さっそく、児童たちが元気にかけ足でやってきます。
まずは名札を書きます。

・ウォームアップ
体育館の中を歩き回ったり、走り回ったりして、体を慣らします。


・体育館ツアー
今日使う体育館を知りたいという松本先生の思いから、ツアーをしました。
まずは体育倉庫。
26人の児童がやっと入れるほどの体育倉庫で、好きな体育用具を1つ選びます。
目をつぶって、どんな感触か確かめます。

次は、のぼり棒です。
目をつぶって、手や足で一歩一歩確かめながら、登ったり降りたりします。
一人一人から感想を聞くと、
「どこに手や足をかけてよいか分からなくて、ドキドキした」
「全然こわくなかった!」



・パンチをするときに感じる気持ち、手を握ってもらったときに感じる気持ち
空に向かってパンチをします。
100%の力でパンチ、50%の力でパンチ、0%の力でパンチをしていきます。

そのあと、児童は一列になって、児童がパンチするときの格好や表情をします。
そこに、松本先生が一人一人の手を握っていき、気持ちにどんな変化がおとずれるか、感じてみます。

お友達同士、担任の髙橋先生とも手を握り合います。
ニコニコした表情、恥ずかしそうな表情、児童の顔がだんだんと変化していきました。



・新聞紙を体から落とさないように、走る
マットを壁に置いて、新聞紙をもった松本先生や髙橋先生を通過し、壁に向かって飛び込んでいきます。
後ろ向きに走ったり、新聞紙を丸めてぐしゃぐしゃにしたり、色んな遊びを発見します。

最後は新聞紙だらけの体育館となりました。
ちなみに、松本先生も、スタッフも誰も予期していなかった光景です!


・児童からのプレゼント
松本先生へ感謝の気持ちとして、児童からプレゼントをもらいました。
マテバシイというドングリを彫って、笛をたくさん作ってくれたそうです。


・缶バッチのプレゼント
缶バッチをもらうとき、目をつぶって感触を確かめながらもらう児童がいっぱいいたのが、印象的でした。


松本先生から、手のひらを握ってもらったこと、お友達と手をつないだこと、どんな気持ちになったのでしょうか?
最初は元気ではしゃいでいた児童が、最後はだんだんと静かに、感触を確かめていました。
また、新聞紙1枚で楽しく遊びを発見していく姿に、改めて子ども達ってすごいなぁ…と気づかされてしまいました。

なお、昨日の読売新聞埼玉北版の地域欄に、授業の様子が掲載されています。
お持ちの方はぜひご覧ください!

最後になりますが、講師の松本大樹先生、校長先生、教頭先生、髙橋先生をはじめ鉢形小学校の先生方、ご協力いただきありがとうございました。
(田中)

Posted by 出前アート大学 15:35  

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