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No.035金山町立金山小学校に行ってきました!

今年度3回目の授業は、福島県会津地方の南西部、
奥会津といわれる地域にある金山町立金山小学校で行います。

講師は大谷有花さん('03本学大学院油画専攻修了)です。
大谷さんは、「空間」そのものを絵画として表現する
「キミドリの部屋」という抽象的なシリーズの他、
「ウサギねずみの対話」のような具象的なイメージの作品まで、
幅広い平面作品を展開されている現代美術作家です。

20103月には毎日新聞社主催の若手画家を応援し、
具象絵画の可能性を開くことを目的にした
「第2回絹谷幸二賞」を受賞し、今とても注目されています。

大谷有花さんのホームページでは、過去の作品
それぞれの作品のコンセプトの他、ブログもご覧いただけます。


そして729日(木)~30日(金)に
大谷さんと授業担当の菅原理事と事務局の佐藤で、
金山小学校にご挨拶に行ってまいりました。
金山町は東京から電車を乗り継ぎ、4時間30分ほどかかります。

途中小出駅から乗車した、新潟県魚沼市と会津若松市をつなぐ、
只見線の電車内では、魚沼市観光協会の観光車掌の宮さんに
景色、食、住、文化についてご案内いただきました。
「これから金山小学校に行くんです。」と出前アート大学のご紹介をしたところ
出前アート大学に共感してくださった宮さん。
大谷さんのサイン入りの記録集を持って、お二人で記念撮影をしました。

只見線は列車から見る紅葉日本一になるほどの、きれいな景色が有名な路線だそうで、
大谷
講師の作品のように眩しい黄緑色の田園風景や、
全長6,359m、通過に11分もかかる長いトンネル六十里越トンネルをくぐり抜け、
一瞬だけ見える浅草岳や、田子倉湖という大きな湖など見所満載で、
数名のカメラを持った乗客は常にシャッターチャンスを狙っていました。


車内の様子は魚沼市観光協会のブログ「だんだんど~も」にも取り上げていただきました。
ちなみに「だんだんど~も」は「いつもどうもありがとう」という魚沼地方の方言で、
親しみを込めた挨拶だそうです。


会津川口駅には15時半近くに到着しました。
夕方近くになると線路沿いの只見川に川霧がたちのぼり、
映画のワンシーンのような風景が広がっています。


駅前から坂道を上って15分程度の場所に、小学校はあります。
現在は、2011年の2月まで耐震工事中です。


佐藤教頭先生、56年生担任の小野先生にご対応いただき児童の様子を伺いました。
校舎内を見学させていただき、学内に掲示している児童の自画像や人物画の作品を
鑑賞した大谷さんは、のびのびとした筆遣いや表現力に驚かれていらっしゃいました。


2日目は、金山町を見学いたしました。

小学校から車で5分程度の場所にある町役場に隣接した、
公民館と教育委員会がある開発センター内を星教育委員長にご案内いただき見学しました。
そして、小学校まで歩きで行く近道(山道)の先導をしていただきながら、
再度、小学校を訪れました。


前日にお会いできなかった髙橋校長先生に、お会いすることが出来ました。
突然の訪問でしたが対応いただき、金山の人達はアットホームで温かい印象を受けました。

その後、宿泊した民宿朝日屋さまのご好意で、児童が遠足で行く沼沢湖や、
こぶし館と東邦銀行を見学し、2日間の金山町訪問はあっという間に終わり帰路につきました。


豊かな自然に囲まれた金山小学校でどんな授業が繰り広げられるのでしょうか?
今からとても楽しみです。
随時経過をお伝えしていきたいと思います。

どうぞお楽しみに!


(佐藤)

Posted by 出前アート大学 18:59  

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