「ならべる ~学校のけっしょう~」のご報告
2010年2月8日月曜日
2月3日(水)に日野市立第一小学校で「ならべる ~学校のけっしょう~」 という授業を行いました。ならべる?けっしょう?いったいどのような授業だったのでしょうか。その様子をご報告します!
授業名:「ならべる ~学校のけっしょう~」
対象:日野第一小学校の4年生63名
講師:瀬戸けいた氏('97インテリアデザイン専攻卒)・瀬戸なおよ氏
日時:2月3日(水)10:35~14:00
場所:体育館
10:35~11:20 (3時間目)
はじめに瀬戸先生の紹介です。瀬戸先生は自然から学んで生活にいかすことを考えてデザインのお仕事をしています。 この授業も自然から学ぶことがポイントです。
花や甲羅や雪の結晶などの自然がつくる物は、不思議と決まりがあって、規則どおりに形が集まってできています。
スライドでクローバーの葉やヤツデの花の例を見て、同じ形の連続、中心から対称に広がる決まりを発見しました。 今回の授業では雪の結晶ならぬ「学校のけっしょう」をつくります。雪の結晶も中心から6方向(六角形)に同じ形が続いています。ならべる物は教室の机や画材、体育用具などです。身近な道具類をならべると、どんな学校の結晶になるでしょうか。
試しにパイプイスやモップをならべます。実物だとスケール感がつかめます。
こちらはならべる道具類です。パイプイス・イーゼル・教室の机・イス・カゴ・プラスチックの箱・ダンボール・バケツ・画板・スポンジローラーや絵の具チューブなどです。 学校中から備品をお借りして、体育館に運びました。
体育用具も使います。道具の形をふだんはあまり意識しないで使うけれど、今日は形・質感の観点からも道具を選びます。
11:20~12:10(4時間目)
7班(9名ずつ)に分かれて制作します。先ほどスライドで見た雪の結晶思い出しながら、どんな形にするか始めに話合いました。物をならべるルールは、中心から6方向に同じ形を連続させます。中心から6方向にガイドラインが引かれているので、その上に6対もしくは3対で道具をならべていきます。 ここで重要なポイントです。今回の作品は上(2階)から見て初めて全体を見渡すことができます。作品全体を見て道具の位置や色のバランスを調整しました。
2階から見るとこのように見えます。作品が完成に近づいてきました。


Posted by 出前アート大学 12:36
カテゴリー: No.031日野市立日野第一小学校