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多摩美術大学校友会 小品展2007


日曜日から、校友会主催の小品展が始まります!
今まで、出前授業で講師をしていただいた方たちも参加していますので、
よろしければ、ぜひ足をお運びください。

[出品している講師の方]
・塩澤宏信先生
・きむらゆういち先生
・中野嘉之先生
・須田基揮先生
・早川純子先生
・仲田智先生

お待ちしております!


*多摩美術大学校友会小品展とは…

多摩美術大学校友会では、作品の売上金を私費留学生への奨学金にするため、
販売を目的としたチャリティ展覧会「小品展」を1998年から
毎年12月に開催しております。

今年も卒業生の方々のご協力により180点以上の小作品を特別価格にて販売いたします。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

■会期:2007年12月2日(日)~12月8日(土)
■会場:文房堂ギャラリー/東京都千代田区神保町1-21-1文房堂ビル4F
http://www.bumpodo.co.jp/kotu/kotu_index.html
■時間:10:00~18:30(2日15:00より/8日17:00まで)
■イベント:2日(日)17:00よりオープニングパーティー
■主催:多摩美術大学校友会

(田中)

Posted by 出前アート大学 13:00  



ガラスがぷぅーっ


一昨日の19日(月)から20日(火)にかけて、奈良県御所市での授業、「ガラスがぷぅーっ」を開催してまいりました!
秋津小学校のみなさま、葛城小学校のみなさま、授業はいかがでしたか?
良いお天気にも恵まれ、葛城山と金剛山に囲まれた環境は空気が澄んで、清々しい時間を過ごすことができました。

私たち、出前アート大学のスタッフは計11名。
車で長い時間をかけて機材を運んできたのは、伊藤 孚先生、馬越 寿先生、アシスタントの木原由美さんです。
新幹線で来たのは、上村二基理事、安藤 亨理事、写真撮影の津田祥夫さん、ビデオ撮影の向田吉彦さん、事務局の田中、栗原、中井です。現地では、本学卒業生で橿原市在住の酒井珠生さんもアシスタントとして合流しました。

今回は準備が大変で、ガラスを溶解させるグローリーホールを製作したり、必要な機材を全て東京から現地まで
運びました。伊藤先生をはじめ、馬越先生、本学のガラス研究室の方々には多くの準備の時間を割いていただきました。
感謝いたします。

さて、授業1日目は秋津小学校です。前日に準備で伺ったのですが、その日は木枯らしが吹き、とてもに寒く、
次の日を心配しておりましたが、当日は晴天に恵まれ、暖かい太陽の光の中で授業が開催されました。

そういえば、ブログでは授業内容を詳しく説明していませんでしたね。
今回児童がチャレンジしたのは、”吹きガラス”です。


最初に始まったのは、体育館でのレクチャーです。
”ガラスはどこからきたの?”という子ども向けに描かれたフランスの絵本を使いました。(絵がとても魅力的でした)
ガラスの素材、性質、私たちの暮らしにどんな風に使われているのか、歴史も辿りながら、分かりやすく説明を受けました。
その後、体育館脇に設置された小さなガラス工房で、吹きガラスの製作です。


ひとり、ひとつ。ガラスの玉を吹いてみます。ほんとうは竿から息を吹き込みますが、今回はそこにチューブをつけて、
ガラスの玉から少し離れた位置で息を吹き込みます。
順番に吹いていきますが、目の前では電気炉や、1200℃くらいまで熱せられたグローリーホールが並んでいます。
もちろん熱を感じるので、私たち大人でも結構緊張します。その中を伊藤先生、馬越先生、酒井さん、木原さんが
自在に動いている姿は、本当にかっこいい!!
もちろん児童は興味津々で、自分の順番がやってくるのをドキドキして待っていたと思います。


作品は透明な丸いガラスの玉になるので、自分のしるしがわかるように、きれいな色のガラスパウダーを、自作した型紙に
落として、吹く前のガラスにくっつけます。


最初は小さな玉であったガラスが、おもいっきり息を吹き込むことでだんだん大きく膨らみます。
ガラスの玉が上手く丸くなるように、伊藤先生や馬越先生に調整してもらいながら、直径30〜40cmくらいの
作品が次々と仕上がっていきます。仕上がった作品は、そばに並べられ、太陽の光を受けて、きれいに輝いていました。

ガラスは、ゆっくり温度を冷まさないと壊れやすくなるそうです。
今回は自然に徐冷させたので、いくつかの作品がひとりでに割れてしまいました。
その理由から、今回は危険なので作品を持ち帰ることはできませんでしたが、一人ひとりがガラスを吹いている姿をかっこ良く!写真に納めました。

2日目の葛城小学校でも、同じ内容の授業を行ないました。
この日は風が強く吹き、炉の温度調節が大変でしたが、無事に全員の作品が完成しました。
顔を真っ赤にさせながら、ガラスを吹いている姿を、お友達が一生懸命応援していましたね。


児童の歓声が響く、とても賑やかな2日間でした。
最後は、出前アート大学から缶バッチのプレゼント。伊藤先生がイラストを描いてくださり、当日の先生の姿はこの絵と同じ服装でした。

今回の授業では、ガラスはどれくらいの熱さで溶けて、どんな色になるのか、そして自分の息の力でどこまで膨らませることができるか、その性質を知って体験できた授業であったと思います。
今後、ガラスに触れる意識が新鮮になってもらえるといいな〜と伊藤先生がお話されていました。

見学には、2日間に渡って沢山の方々がいらっしゃいました。
まずお礼を述べたいのは、今回の授業のきっかけを作ってくださった、本学卒業生の吉川泰司さんです。下見の時から、本番に至るまで、沢山お世話になりました。同じく卒業生の堀江さん、鈴木さん、苧毛さん、カワセさん、卒業生関係者の上田さん、リンカちゃん、
カエさん、ガラス関係者の方々、現地の教育委員会、図工研究会の方々…。
また、奈良日日新聞社、御所市広報、読売新聞社、奈良新聞社より取材を受けました。
ありがとうございました。

最後に秋津小学校の先生方、葛城小学校の先生方へお礼を申し上げます。ありがとうございました。


(中井)

Posted by 出前アート大学 18:52  



もうすぐ出発!

今週末の日曜日に、奈良県御所市の秋津小学校と葛城小学校の授業開催のために、
現地に向かいます。授業は月曜日と火曜日に行ないますが、前日に授業の準備をします。

本日は、講師の伊藤 孚(いとう まこと)先生との最終の打ち合わせをしてきました。
2泊3日の滞在ですが、時間に追われた強行スケジュールとなっております。
(スタッフの体力勝負です!)
準備はだいたい整い、あとは当日に寝坊しなければ大丈夫でしょう。

授業では、ガラスの特質を存分に体験できる内容になっています。授業名もユニークです。
『ガラスがぷぅ〜っ』と言います。

これをきっかけに、児童をはじめ、たくさんの方々にガラスの魅力を伝わったら良いな、
と思います。見学には本学卒業生や、教育委員会の方、図工研究会の方、児童の保護者の方など、
多くいらっしゃる予定です。みなさんとの出会いや交流も楽しみにしています。

授業まで、あと4日。
秋津小学校と葛城小学校のみなさま、「出前アート大学」がもうすぐ授業をお届します!
楽しみにお待ちください。そして、どうぞよろしくお願いいたします。

(中井)



*写真は、授業で使用する手作りのグローリーホールというものです。さて、何に使うのでしょう?
内側が赤々と熱せられていますね!写真に写っている方は、お手伝いくださるガラス作家の馬越先生です。

Posted by 出前アート大学 18:51