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No.047 「ものものいきもの」ご報告


2月21日(金)に東大和市立第十小学校5年生のみなさんと「ものものいきもの」という
授業を行いました。
講師は現代美術家の富田 菜摘さん(2009年油画卒業)です。


今回の授業では、身のまわりにある使わなくなったプラスチック製品を材料に、

ものの色や形から発想をひろげ、オリジナルのいきものをグループでつくりました。


アイデアスケッチでは、頭や手足、目鼻、口など、からだを形づくる14部分を
メンバーが順番に描き、即興で1匹のいきものを生みだしました。
3パターン描いた後、好きな1枚を選んだら、いよいよ製作です!




カゴやバケツ、ベビーバス、CD-ROM、ボトル、ストローなど、さまざまなプラスチック
製品から色や形のオモシロイもの、イメージにあうものを選び、グルーガン*で接着して
いきます。
*グルーガン 熱で溶かして使う樹脂製接着剤


いきものができあがったら、名前や性格、得意技などを考え、まとめます。
最後には、グループ全員が前へ出て、発表をしました。


色や形をいかした表現を通して、普段ならゴミとして捨ててしまうものの新たな魅力に
すっかり目覚めた児童たち。
授業で残った材料が宝の山に見えるのか、「持ってかえってもいい?」「これ欲しいなぁ」という声も聞かれました。
(残った材料は、第十小学校に引き継ぎました。佐々木先生が図工の材料として
 活用してくださいます。)

普段当たり前に思っているものやことも、ちょっと見方を変えるだけで、新しい価値が
生まれます。
そんなアートならではの発見を、富田先生と友達と一緒に楽しむ授業となりました。
活動の詳しい様子は後日、「出前メニュー」のリポート欄に掲載します。
お楽しみに!!


講師:富田 菜摘 氏(2009年油画卒業)

場所:東大和市立第十小学校 体育館
対象:5年生67名(男子31名、女子36名)
日時:2月21日(金)8:45~15:15
   1時間目 8:45~ 9:30 作品紹介 アイデアスケッチ
   2時間目 9:35~10:20 いきものをつくろう(頭部)
   3時間目10:40~11:25 いきものをつくろう(からだ)
   4時間目11:30~12:15 いきものをつくろう(仕上げ)
   5時間目13:40~14:25 いきものシートにまとめよう
   6時間目14:30~15:15 発表

完成した作品は校内に展示します。

授業の実施にあたり、東大和市立第十小学校 杉本信代校長先生、田村亜紀子副校長先生、
担当の図工専科 佐々木大樹先生、51組担任の関谷好美先生、2組担任の石黒文子先生
はじめとする先生方に、多大なご理解とご協力をいただきました。

授業の運営にあたりましては、岡田真智子校友会理事、清水満久校友会元理事、塩川 岳
校友会元理事、田中愛里さん、中井まことさん('01二部デザイン卒業)、吉川奈菜子さん('10院版画修了)、藤川沙樹さん('13院油画修了)、和泉 集さん('11プロダクト卒業)
小山維子さん(油画3年)、小林大悟さん(日本画4年)、坂本睦月さん(情報デザイン
修士1年)、鈴木雄介さん(情報デザイン4年)、田中裕佳子さん('09彫刻卒業)、
畑山 令さん('09彫刻卒業)、矢野詩織さん(情報デザイン4年)、横須賀義幸さん('05 
工芸卒業)に温かく力強いサポートをいただきました。

また、素材収集では、株式会社ナカダイ様にご協力いただきました。

皆様のご協力のもと、無事に授業を終えることができました。
ありがとうございました。 

(飯田)

Posted by 出前アート大学 16:36  



No.047 東大和市立第十小学校 まもなく!



平成25年度最後となる授業は、2月21日(金)に東大和市立第十小学校で行います。
講師は現代美術家の富田 菜摘さん(2009年油画卒業)です。

授業タイトルは「ものものいきもの」
身のまわりにある使わなくなったプラスチック製品をつかって、
グループごとにいきものをつくります。
完成したら、いきものの名前や特徴を考えて発表します。
身のまわりのものから、ステキな色やオモシロイかたちを見つける授業です。

活動の様子は後日、「出前メニュー」のリポート欄に掲載します。お楽しみに!!

Posted by 出前アート大学 7:19  



No.047 ただいま準備中!


年末のアシスタントスタッフ募集では、多くの方にご応募いただきまして
誠にありがとうございました。
おかげさまで無事スタッフが決まり、21日の授業を前に着々と準備が進んでいます。


さて、今回の授業では、身の回りにある使わなくなったプラスチック製品を材料に、
アート作品をつくります。
プラスチック製品は、東大和市立第十小学校の児童のみなさん、講師の富田菜摘さん、
校友会で手分けをして集めています。
どんな色や形だったら面白いかな?と想像を巡らすと、バケツ、ヘアブラシ、スプーン、ジョウロなど、身の回りにあるモノがどれも材料に見えてくるから不思議です。


そんな中、「廃棄」を新しい価値の「生産」へと転換する21世紀型モノづくりの拠点
「モノ:ファクトリー」へ、富田先生と材料を探しに行ってきました。
「モノ:ファクトリー」を運営する㈱ナカダイさんは、"使い方"を創造し"捨て方"を
デザインする をキーワードに、使わなくなったモノから新たな価値をうみ出す、
さまざまな事業を展開しているユニークな会社です。

まずは、社員の河西さんに案内して頂き、廃棄物解体・分類する工程を見学しました。
わずかな素材の違いを瞬時に判断するプロの技や、初めて見る解体・分類の機械の
数々に思わず「すごい!」と唸ってしまいます。
そして、幅広い廃棄物を集めたマテリアルライブラリーで材料を探しました
マテリアルライブラリーは、実際に廃棄物を手にとって選び、購入することができます。
種類ごとにケースにいれられたモノたちはどれも魅力的で、
ものづくりをする人にとっては、まさに宝の山!
富田先生もじっくりと材料を探してまわります。


そして、集めたのがこちらのモノたち。(これでもまだ一部です)
何に使えそうか考えるだけでも楽しいですね!
富田先生が手にしているモノも授業当日、材料で登場します。お楽しみに!!

株式会社ナカダイ http://www.nakadai.co.jp
モノ:ファクトリー http://monofactory.nakadai.co.jp

(飯田)

Posted by 出前アート大学 18:32