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「みんなでさがそう!楽しいアート!」授業開催のお知らせ












今年度2回目の授業No.034「みんなでさがそう!楽しいアート!」が
明日9月1日(水)と2日(木)に北海道久遠郡せたな町立馬場川小学校にて
馬場川小学校7名と島歌小学校12名の児童を対象に開催されます。




講師をしてくださるのはは美術家の岡 典明 氏です。
岡さんは、いつも当たり前に見ているものの色や形を
つかって、「見ることって何だろう?」と考えさせる作品を作っています。



今回は身のまわりにあるものから、色や形、さわり心地、
においで気に入ったもの、おもしろかったものを集めて観察したり、
集めたものの形を粘土とミツロウを使ってうつしとります。
授業では観察するための秘密の道具も登場します。
見て、さわって、においをかいで、身の回りにあるものを感じる授業です。


北海道の美しい山や海、自然の中で行われる授業。今からとても楽しみです。
せたな町のみなさまどうぞよろしくお願いいたします。














講師のご紹介:岡 典明(美術家)
1964年 神奈川県出身
1990年 本学油画専攻 卒業
木、段ボール、蜜蝋、塩ビ波板など、身近な素材や
製品を使って、アート作品を制作。
作品は、普段当たり前に見ているものの色や形、素材や大きさを
再構成することで「見ることとは何か」を問いかけます。
1988年より、個展、グループ展で発表を行い、
近年は子どもを対象としたワークショップも実施しています。


(森)

Posted by 出前アート大学 13:37  



木村崇人さんの展覧会のご案内

11回目の長野県千曲市立五加小学校で授業をしていただいた
木村崇人さんの展覧会のご案内です。
あいちトリエンナーレは10月31日まで開催していますが
木村さんの展覧会は今週末になります!
夏休みの最後の思い出に、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

以下木村さんからのメールを転載致します。

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今年は、瀬戸内国際芸術祭とあいちトリエンナーレの2つの国際展に参加しています。



あいちトリエンナーレでは、100mの藤棚の回廊を「星の回廊」へ変化させます。
3日間のイベントでですが、久々の大規模な「木もれ陽プロジェクト」の作品となりますので、是非見にきて下さい。

お待ちしております。

作品タイトル:星の回廊
       http://aichitriennale.jp/news/post-316.html

日時:8月27日(金)・28日(土)・29日(日)夜7時〜9時
場所:名城公園 南遊園 (藤棚のある公園です。)
最寄り駅:地下鉄名城線 名城公園2番出口より徒歩10分

また、今夏は瀬戸内国際芸術祭にも同時に参加しています。
既に『星の島』は終了しておりますが、常設されている『カモメの駐車場』は瀬戸内国際芸術祭の会期中、自由に観賞していただけます。

作品タイトル:「カモメの駐車場」       
http://setouchi-artfest.jp/artist/takahito_kimura/?alphabet=yes
会場:女木島 女木港
日時:7月19日〜10月31日
観賞料:無料
アクセス:高松港へのアクセスマップ 
http://setouchi-artfest.jp/access/     
各島へのアクセスマップ 
http://setouchi-artfest.jp/access/islands/

その他、同時に数カ所にて展覧会を行っております。詳しい情報は、公式ホームページをご覧下さい。
木村崇人公式ホームページ
http://www.takahitokimura.com

(佐藤)



Posted by 出前アート大学 10:25  



No.035金山町立金山小学校に行ってきました!

今年度3回目の授業は、福島県会津地方の南西部、
奥会津といわれる地域にある金山町立金山小学校で行います。

講師は大谷有花さん('03本学大学院油画専攻修了)です。
大谷さんは、「空間」そのものを絵画として表現する
「キミドリの部屋」という抽象的なシリーズの他、
「ウサギねずみの対話」のような具象的なイメージの作品まで、
幅広い平面作品を展開されている現代美術作家です。

20103月には毎日新聞社主催の若手画家を応援し、
具象絵画の可能性を開くことを目的にした
「第2回絹谷幸二賞」を受賞し、今とても注目されています。

大谷有花さんのホームページでは、過去の作品
それぞれの作品のコンセプトの他、ブログもご覧いただけます。


そして729日(木)~30日(金)に
大谷さんと授業担当の菅原理事と事務局の佐藤で、
金山小学校にご挨拶に行ってまいりました。
金山町は東京から電車を乗り継ぎ、4時間30分ほどかかります。

途中小出駅から乗車した、新潟県魚沼市と会津若松市をつなぐ、
只見線の電車内では、魚沼市観光協会の観光車掌の宮さんに
景色、食、住、文化についてご案内いただきました。
「これから金山小学校に行くんです。」と出前アート大学のご紹介をしたところ
出前アート大学に共感してくださった宮さん。
大谷さんのサイン入りの記録集を持って、お二人で記念撮影をしました。

只見線は列車から見る紅葉日本一になるほどの、きれいな景色が有名な路線だそうで、
大谷
講師の作品のように眩しい黄緑色の田園風景や、
全長6,359m、通過に11分もかかる長いトンネル六十里越トンネルをくぐり抜け、
一瞬だけ見える浅草岳や、田子倉湖という大きな湖など見所満載で、
数名のカメラを持った乗客は常にシャッターチャンスを狙っていました。


車内の様子は魚沼市観光協会のブログ「だんだんど~も」にも取り上げていただきました。
ちなみに「だんだんど~も」は「いつもどうもありがとう」という魚沼地方の方言で、
親しみを込めた挨拶だそうです。


会津川口駅には15時半近くに到着しました。
夕方近くになると線路沿いの只見川に川霧がたちのぼり、
映画のワンシーンのような風景が広がっています。


駅前から坂道を上って15分程度の場所に、小学校はあります。
現在は、2011年の2月まで耐震工事中です。


佐藤教頭先生、56年生担任の小野先生にご対応いただき児童の様子を伺いました。
校舎内を見学させていただき、学内に掲示している児童の自画像や人物画の作品を
鑑賞した大谷さんは、のびのびとした筆遣いや表現力に驚かれていらっしゃいました。


2日目は、金山町を見学いたしました。

小学校から車で5分程度の場所にある町役場に隣接した、
公民館と教育委員会がある開発センター内を星教育委員長にご案内いただき見学しました。
そして、小学校まで歩きで行く近道(山道)の先導をしていただきながら、
再度、小学校を訪れました。


前日にお会いできなかった髙橋校長先生に、お会いすることが出来ました。
突然の訪問でしたが対応いただき、金山の人達はアットホームで温かい印象を受けました。

その後、宿泊した民宿朝日屋さまのご好意で、児童が遠足で行く沼沢湖や、
こぶし館と東邦銀行を見学し、2日間の金山町訪問はあっという間に終わり帰路につきました。


豊かな自然に囲まれた金山小学校でどんな授業が繰り広げられるのでしょうか?
今からとても楽しみです。
随時経過をお伝えしていきたいと思います。

どうぞお楽しみに!


(佐藤)

Posted by 出前アート大学 18:59