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No.032立川市立第七小学校


2月23日(火)は立川市立第七小学校にて5年生29名を対象に授業を実施します。

講師はKOSUGE1-16です。
KOSUGE1-16のプロフィールをご紹介します。

KOSUGE1-16は車田智志乃氏、土谷 享氏(’01本学油画卒)の二人組のアーティストユニットとして 2001年から活動しています。
KOSUGE1-16の作品制作のきっかけは日常のありふれた環境や、現象、人のつながりにあります。
作品を介在させることで鑑賞者を参加者として変質さ せ、参加者同士、
あるいは作品と参加者の間に「もちつもたれつ」という関係性を構築します。
アートが身近な場所で生活を豊かにしていく存在として成立する 事を目的にしています。   
どんどこ!巨大紙相撲自転車の為の抜け道の為のバリアフリーサイクロドロームゲームDX

授業のタイトルは「自転車サミット」です。
小学校に出現したサミット会議場で、「自転車」をテーマにサミットを開催します!
生活の中で気になる不便やルールを、ちょっと見かたを変えて
楽しむ方法をみんなで考えます。
児童をはじめ、講師、先生、見学者、スタッフ全員が作品の参加者になる
KOSUGE1-16の授業。どのようになるのか今から楽しみです!

(森)

Posted by 出前アート大学 11:29  



「ならべる ~学校のけっしょう~」のご報告

2月3日(水)に日野市立第一小学校で「ならべる ~学校のけっしょう~」 という授業を行いました。ならべる?けっしょう?いったいどのような授業だったのでしょうか。その様子をご報告します!

授業名:「ならべる ~学校のけっしょう~」
対象:日野第一小学校の4年生63名
講師:瀬戸けいた氏('97インテリアデザイン専攻卒)・瀬戸なおよ氏
日時:2月3日(水)10:35~14:00
場所:体育館

10:35~11:20 (3時間目)
はじめに瀬戸先生の紹介です。瀬戸先生は自然から学んで生活にいかすことを考えてデザインのお仕事をしています。 この授業も自然から学ぶことがポイントです。
花や甲羅や雪の結晶などの自然がつくる物は、不思議と決まりがあって、規則どおりに形が集まってできています。
スライドでクローバーの葉やヤツデの花の例を見て、同じ形の連続、中心から対称に広がる決まりを発見しました。
今回の授業では雪の結晶ならぬ「学校のけっしょう」をつくります。雪の結晶も中心から6方向(六角形)に同じ形が続いています。ならべる物は教室の机や画材、体育用具などです。身近な道具類をならべると、どんな学校の結晶になるでしょうか。 試しにパイプイスやモップをならべます。実物だとスケール感がつかめます。
こちらはならべる道具類です。パイプイス・イーゼル・教室の机・イス・カゴ・プラスチックの箱・ダンボール・バケツ・画板・スポンジローラーや絵の具チューブなどです。 学校中から備品をお借りして、体育館に運びました。
体育用具も使います。道具の形をふだんはあまり意識しないで使うけれど、今日は形・質感の観点からも道具を選びます。
11:20~12:10(4時間目)

7班(9名ずつ)に分かれて制作します。先ほどスライドで見た雪の結晶思い出しながら、どんな形にするか始めに話合いました。物をならべるルールは、中心から6方向に同じ形を連続させます。中心から6方向にガイドラインが引かれているので、その上に6対もしくは3対で道具をならべていきます。 ここで重要なポイントです。今回の作品は上(2階)から見て初めて全体を見渡すことができます。作品全体を見て道具の位置や色のバランスを調整しました。 2階から見るとこのように見えます。作品が完成に近づいてきました。



13:15~14:00(5時間目)

昼休みの後、細かい調整と全体のバランスを整えて、作品を完成させました。
その後、各班の作品を定点から撮影した写真を見て制作を振り返りました。まるで結晶ができる時のように、作品が広がっていく過程を見ながら、制作の感想を発表しました。

そのあと2階から全員で鑑賞しました。まず、身近な道具をならべたことで作品になったことに驚きがありました。
細部まで密度が高い作品、色や質感にもこだわった作品、点と線をうまく利用してならべた作品など、見事な7つの結晶ができました。
雪の結晶は自然の力がつくりますが、今日は体育館にみんなが結晶をつくりました。みんなの力が合わさったからできたことを忘れないでくださいね。」と最後に瀬戸先生からお話がありました。
授業翌日は体育館を公開して他学年にも作品を見てもらいました。「雪のかんじがでていました」、「学校のけっしょうはとてもきれいですね」など4年生のみなさんへコメントも寄せられました。
最後になりましたが、ご協力いただきました伊藤先生をはじめとする関係者の皆さま、本当にお世話になりました。ありがとうございました!

(泉谷)




Posted by 出前アート大学 12:36  



2010年度参加団体募集のお知らせ



出前アート大学では、2010年度の参加団体を募集中です。
ご興味のある方は、下記の出前アート大学実行委員会事務局までお問合せください。募集要項とお申し込み用紙をお送りいたします。また募集の締め切りは3月3日(水)となっておりますので、お早めにご連絡いただけると幸いです。
皆さんのご応募お待ちしております!

〈お問い合わせ先〉
多摩美術大学校友会・出前アート大学実行委員会事務局(担当:泉谷・森)
〒158-8558 東京都世田谷区上野毛3-15-34多摩美術大学内
Tel.03-5758-7738
Fax.03-5758-7739
E-mail:demae-art@tamabi.ac.jp
(泉谷)

Posted by 出前アート大学 16:53